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独立行政法人国立病院機構 九州医療センター様
インタビューCO2サンプリングチューブがきちんと装着できる
麻酔科医として欲しかったマスクです。
お話を伺った方
カプノメータに接続して呼吸数を監視
オープンフェースマスクをどのような場面でご使用いただいているのでしょうか。
手術室での酸素投与にオープンフェースマスクを使用しています。区域麻酔で鎮静中は、マスクにサンプリングチューブを接続して カプノメータで呼吸数を確認しています。全身麻酔の場合は、抜管後に装着して10~15分くらいカプノメータで呼吸数を見て、 術後の呼吸状態を監視しています。
サンプリングチューブが簡単につなげて、作業が効率化
実際に使われて、従来のマスクと比べて良い点は何でしょうか。
今までは、サンプリングチューブをマスクの穴に無理やり通したり、マスクの下から潜り込ませてテープで固定したりしていました。
オープンフェースマスクは、そうした工夫をしなくても簡単にサンプリングチューブがつなげられるので、ありがたいですね。
さらに、サンプリングチューブが患者の口元に直接触れないので、交叉感染のリスクも減らすことができました。
オープンで、装着感が良く、より安いことも採用の決め手に
オープンフェースマスクをご採用いただいたポイントは何でしょうか。
オープンフェースマスクは圧迫感が少なく、ゴム紐2本で固定しているため、ゴム紐が1本しかない他のマスクに比べて装着感が断然安定していました。また、同等品の開放型マスクと比べて価格が安かったこともあります。オープンなので、全身麻酔後にマスクを装着したままで口腔内の吸引ができるところも、非常に便利だと思いました。
オープンフェースマスクに統一することで運用がシンプルに
手術部で使用するマスクをオープンフェースマスクに統一された結果はいかがでしたか。
用途に合わせていろいろなデバイスを用意するのは大変ですし、効率的ではありません。それに、それぞれのデバイスを正しく 使い分けるためには教育が必要ですが、スタッフも入れ替わりがあるので、全員に浸透させるには難しい現状があります。そこで、 オープンフェースマスクを導入するにあたって、手術部で使用する酸素マスクをオープンフェースマスクに統一しました。 これによって、デバイスの選択に迷うことがなく、運用はシンプルにできました。
ありがとうございました。
(取材日:2019年5月8日)
独立行政法人国立病院機構 九州医療センター様
1994年設立。循環器病、がん、血液・造血器疾患、肝疾患、成育、免疫異常疾患、内分泌・代謝疾患、腎疾患、感覚器疾患、精神疾患の10分野の専門医療施設を有する高度総合医療施設として、多様な医療ニーズに応えています。
診療科目数 42/病床数
702床(2021年9月現在)/福岡市中央区地行浜1-8-1
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