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国家公務員共済組合連合会 KKR高松病院様 インタビュー 学会賞受賞*1のRCST*2の皆さまに
オープンフェースマスクについて伺いました。

*1:2019年度日本呼吸ケア・リハビリテーション学会学会賞
*2:呼吸ケアサポートチーム

お話を伺った方

国家公務員共済組合連合会 KKR高松病院様 インタビュー

4L/分以下でもマスクによる酸素投与が可能なことが採用の決め手に

オープンフェースマスク採用前、酸素療法で困っていたことはありますか。

口呼吸の患者さんに4L/分以下の酸素投与をする場合、口カニュラしか方法がありませんでした。また、マスクが不快で外してしまう患者さんも多く見られました。さらに、当院は慢性閉塞性肺疾患(COPD)の患者さんが多く、そうした方には呼気CO2の貯留を懸念してマスクが使いづらい状況にありました。

オープンフェースマスク採用のポイントを教えてください。

「4L/分以下の酸素流量でマスクによる酸素投与ができる」ことが一番の決め手です。オープンフェースマスクのコネクター形状 (ソケットタイプ)が院内の流量計と相性が良かった点も採用のポイントでした。

デバイスのコストやカニュラへの交換の手間が低減

オープンフェースマスク採用後、病棟などで混乱はありませんでしたか。

各病棟にいるRCSTのリンクナースがスタッフに製品の特性を入念に周知したので、特に混乱は生じませんでした。

術後の患者さんへの酸素投与量や投与時間の設定を教えてください。

まず5L/分からスタートし、患者さんの状態やSpO2を確認しながら1L/分ずつ下げ、最小限1L/分で呼吸状態に問題がなければ酸素投与を中止します。4L/分以下にしてもカニュラに付け替える必要がないので、デバイスのコストや交換の手間が省けました。

呼吸リハ時に口呼吸優位の患者さんにオープンフェースマスクを使用

呼吸リハの際にオープンフェースマスクを使用することはありますか。

基本的に流量が4L/分以下であればカニュラを選択しますが、運動時に口呼吸となる患者さんに対してはオープンフェースマスクを 使います。可能な限り鼻呼吸をするように指導しますが、大切なのは「息切れせずに運動を続けること」なので、どうしても口呼吸優位になりやすい患者さんにはオープンフェースマスクで酸素投与しています。

在宅酸素療法の患者さんのデバイスは、どのように選択されていますか。

酸素流量や酸素の媒体となる機器を医師が処方し、デバイスについては入院や外来の際に診た患者さんの状態(安静時・運動時・入浴時 などのシーンごと)に合わせて選択しています。在宅酸素療法においても、適正な流量を適切なデバイスで酸素投与するために、患者さんの特性を充分に知ることを心がけています。

ありがとうございました。

(取材日:2020年12月7日)

国家公務員共済組合連合会 KKR高松病院様

国家公務員共済組合連合会 KKR高松病院様

1951年開設。総合内科医とともに全ての内科領域に専門医が控え、専門的な診療とともに診療 科の壁のない横断的医療を提供。各職種が連携したチーム医療も充実しています。地域のクリ ニックと顔の見える病診連携を構築し、地域住民の健康を支えています。
診療科目数 19/病床数 179床(2021年9月現在)/香川県高松市天神前4丁目18番

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