【講師】
松井 晃 先生
KIDS CE ADVISORY代表 / 神奈川県立こども医療センター 新生児科(非常勤)
さいたま市産業創造財団 医療ものづくりコーディネーター / 北海道情報大学 医療情報学科 非常勤講師
【講師のことば】
昨今、酸素療法で使用されるデバイスの増加によって曖昧に行われている酸素療法ですが、それぞれのデバイスの機能を理解して、適切なデバイスを適切に使用しなければなりません。
成人の酸素療法マニュアルは存在しますが、新生児・小児についてはマニュアルがなかったため、2016年にアトムメディカル社と小児酸素療法実践ガイドを作成しました。そのガイドでは体重毎に異なる酸素濃度を知るための計算方法などを示していますが、この計算方法を用いることで様々な体格がある成人に対しても理解が深まると思います。あくまでも目安としてマニュアルに表記されている吸入酸素濃度ではなく、実際に患者さんが吸っているであろう酸素濃度を考えることで、患者さんに対するアセスメント力を上げることに繋がります。
今回は小児の酸素療法についてお話ししますが、成人にも応用して、適切な酸素療法に役立てていただければ幸いです。
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