女性の意見をもとに、全過程のスピード・動作を見直しました
音声ガイドとコンパクトな
動きで不安を緩和
開閉脚時間を短縮
診察・内診ポジションまで約15秒※
無駄を省いたスムーズな動き
※回転角度90°、高さ10cm上昇、
音声案内なしのときの移行時間。
設定した条件によって異なります。
安心感に包まれる丸いフォルム
ソファーのような体を包み込むフォルムが安心感を与え、羞恥心を和らげます。
進化した座面設計
交差感染対策を強化しました。
汚れにくい撥水素材のクリーンパッドは取り外して洗浄できます。
操作性に優れたフリーフットスイッチ
内診室で行われる様々な操作を想定し、方向の制限を受けない軽量スイッチを開発しました。2つの診察体位をメモリーできます。
簡単・確実な片脚開脚
フットスイッチに片脚ロックボタンを追加しました。
ロックの状態は足元のランプで確認できます。
カラーバリエーション
エクリュ
パールピンク
ワサビグリーン
導入事例・なないろレディースクリニック様
「内診は患者さんの印象に残りやすいため、私たち産婦人科医は、使い勝手や価格だけでなく、デザイン性や居心地の良さなど、患者さんの気持ちになって機器選定することも大切だと考えています。」
デザイン性および機能性の高い検診台に満足しています。
「なないろレディースクリニック7つの誓い」という理念のもと、希望あふれる未来への懸け橋になることを目指し、2007年に茨城県つくば市にて開業。建築士である弟の黒田潤三氏と共に「病院らしくない、心地良い空間」を意識した施設づくりを行っている。
患者さん、妊産婦さんとその家族に、こころから安心し信頼してもらえるよう、希望に沿った医療を提供したいと考えている。
お話を伺った方
なないろレディースクリニック 院長
黒田 勇二先生
施設コンセプトにマッチした検診台
産婦人科クリニックには、様々な思いを抱えた方が来院されるため、開業当初より「病院らしくない、心地良い空間作り」を意識してきました。2018年に増築した施設のコンセプトは「光のある心地良い空間作り」。診察室は明るい印象にしたかったので、積極的に光を取り入れるようにしましたが、内診室は光が入らないので、少しでも柔らかい雰囲気にしたいという思いがあり、やさしい色調で丸みを帯びたフォルムのナチュラルは私のイメージにぴったりでした。
スタッフと共に他社の検診台も比較検討しましたが、デザイン性だけではなく、サイズ、スピード、操作性など機能面においても、当院にとってナチュラルは最適な検診台だと判断しました。
内診は患者さんの印象に残りやすいため、私たち産婦人科医は、使い勝手や価格だけでなく、デザイン性や居心地の良さなど、患者さんの気持ちになって機器選定することも大切だと考えています。
内診前の緊張感を和らげています
ナチュラルは、コンパクトで医療機器らしくない丸みを帯びたフォルムなので、患者さんが内診室に入ったときに感じる緊張感を緩和できていると思います。柔らかい雰囲気を創りだすため、内診室に間接照明を採用していますが、ナチュラルの色「エクリュ」は、この空間に調和し女性の心理を和らげるという点において良い色だと思っています。また、コンパクトサイズなので狭いスペースでも余裕をもって回転できるようになりました。
患者さんからは、「かわいい」「おしゃれ」「検診台じゃないみたい」などポジティブな意見を聞くことができ、嬉しく感じています。
安心感を提供できていると実感しています
私が初めてナチュラルに座ったとき「包まれている」「安心・安定感がある」と感じました。実際、患者さんやスタッフからも同様の感想を聞きます。
これは構造上、側面から見える肌の露出部分を少なくしているからだと考えています。ちょっとしたことですが、これが内診時の安心感につながっていると思います。
座板がないことがプラスに働いています
ナチュラルに変更したばかりのときには、座板がないことに驚く患者さんもいましたが、一度ナチュラルを経験している患者さんにとっては座板がないことがプラスに働いているようです。患者さんから、「衛生面が向上した」「座面が冷たくなくて良いですね」「安定感がある」などの意見をいただいています。
座板がないことで座る位置が一定になり、診察時に体位の変更をお願いすることもほとんどなくなりました。また、診察スペースも広く確保されており、従来よりも狭い開脚幅でも、経腟プローブがストレスなく操作できています。開脚幅が広いと、緊張のためか力が入りやすくなる傾向がありましたが、以前よりも無理のない姿勢で診察できている印象があります。
初めて検診台に乗っていただく方には、「背もたれに寄りかかるように、深く座ってください」という声がけは必要ですが、それ以上にメリットが大きいと考えています。
双方にとって程良い動作スピードです
ナチュラルは台の昇降スピードが速く、大変驚きました。診察体位へ移行する時間が短くなったことで、内診1回あたりの時間(シート交換など次診察の準備含む)が短縮され、私たちスタッフのストレス軽減につながっています。一方でスピードを速くすることで患者さんに恐怖心を与えるのではという懸念もありましたが、今のところそのようなクレームは出ていません。検診台の動きは速すぎても遅すぎても患者さんにストレスを与えることがあります。そういった意味ではナチュラルは、医療従事者にも患者さんにも程良い動作スピードなのだと思います。
現場の困りごとが改善され、安全性も向上し安心です
小さなお子さんを内診室に一緒に入れた際に、お子さんが検診台の操作ボタンを押してしまうことがあり、非常に危険だと感じていました。ナチュラルは、そういった現場の困りごとが改善されており、お子さんが簡単にボタン操作できないようになっています。
フットスイッチを簡単に動かせるようになりました
従来のフットスイッチよりも大幅に軽量化されたことも良いと思います。フットスイッチは内診室の清掃などで置き場所がずれたり、診察の状況によりちょっと位置を変えたいと思うことがあるので、手を使わずに自分自身でさっと位置調整が行えるのは便利です。
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設置スペースが小さく移動可能なトラッドモデル。
アトム診療ユニット EU-70α
検診台に合わせたカラーコーディネートで内診室に演出をプラス。
ラインアップ/テクニカルデータ
製品コード | 11476 | |
---|---|---|
電源 | 定格電圧 | AC100V |
周波数 | 50/60Hz共用 | |
消費電力 | 430VA | |
回転角度 | 0〜120° | |
傾斜角度 | 背板:-6〜20°(診察時) | |
診察高さ | 830〜1,030mm | |
寸法 | 幅860 奥行1,100 高さ1,250mm | |
重量 | 約130kg |
施設コンセプトに基づいた施設デザインは、
スタッフの意識を変え、患者満足度の向上・リピート率にもつながる
当施設は、リピート率が7~8割と大変高く、多産婦さんが多い傾向にあります。
初産婦の方が約3割、二人目が約3割5分、中には5人目6人目を出産している方もいます(2017年度実績)。退院時に「また産みたくなった」と言ってくださる方もいて、その言葉は私たちにとっても大変励みになっています。
偶然にも、当院の10,000人目のお産は5人目を出産した方でした。その方がSNSで「黒田先生に出会っていなかったら2人出産して終わっていたと思います」と書いてくださり、すごく嬉しかったことを覚えています。
できる限り患者さんの希望に寄り添っていきたいという思いは開業当初から変わりません。患者さんの希望に沿った医療を実現していった結果が現在の施設デザインにもつながっていると思います。
もちろん、施設デザインなどハードの充実だけでは、患者さんの満足度は向上しません。スタッフの接遇など、ソフトの向上も重要です。施設コンセプトを施設デザインに反映することは、スタッフの意識にも影響を与え、結果的に患者さんの満足度向上、リピート率につながっていると思います。
なないろレディースクリニック7つの誓い