チャレンジングな風土が、
プロフェッショナルを
育てる

技術開発部
2014年4月入社

M.S

Career Step

  • 入社のきっかけ

    人々の健康に工学を役立てたい
    大学では工学部で電気電子工学を専攻。一方で人間の体という対象のある医療に関心があり、医用工学の研究室に所属する。教授の部屋にあった保育器を目にした事があったが、周産期医療は日常では絶対に目にしない特別な分野。人間の最小サイズである新生児の健康に工学がどのように活かされているか?に興味を持ち、入社を志望する。
  • 1年目

    搬送用保育器「インキュアーチ」の開発チームに配属
    電気担当として製品開発に携わり、機能試験やプログラムの評価などを任される。
  • 2年目

    「インキュアーチ」が販売を開始
    開発に携わった製品が市場へ送り出され、赤ちゃんの健康を支える事への実感を覚える。
  • 3年目

    海外向け製品の追加にともなう開発
    海外向けに「インキュアーチ」を販売するための開発や改良を行う。
  • Q1 入社後初の開発プロジェクトは、どんな流れで進んだのですか?

    私が配属されたのは、完成目前の新製品
    「インキュアーチ」の開発チームでした。
    まずは、とにかく「インキュアーチ」について
    理解する事から始めました。
    入社以来、搬送用保育器「インキュアーチ」の電気担当をしています。これは、新生児を医療施設内外へ搬送するための特殊な保育器です。入社当時、インキュアーチは完成目前。私に任された最初の仕事は、性能確認のための試験や、プログラムの評価を行う事でした。
    初めはインキュアーチがどういう仕組みで動いているのか分からず、設計を理解するだけで一苦労。仕組みを理解しない事には、試験や評価も出来ません。まずはとにかく製品について学びました。分からない事があれば、すぐに上司や先輩のもとへ。アトムメディカルの社員は、周産期医療分野のプロフェッショナルばかりです。聞かなければソンですし、話しているだけでも勉強になります。若い社員の話にもきちんと耳を傾けて、細かな質問でも嫌な顔をせず、丁寧に教えてくれます。そんな先輩、上司のおかげで、私は基礎を学ぶ事が出来、仕事の流れを覚えていきました。
  • Q2 具体的には、どのような業務になるのですか?また、仕事をして気付いた事があれば教えて下さい。

    様々な部門と連携し、工場全体で製品を
    生み出している感じです。
    いい製品を生み出すために大切なのは、
    コミュニケーションだと感じました。
    技術開発部というと、技術者が黙々と作業を行っているようなイメージですが、実際にはチームのメンバーはもちろん、色々な部門の担当者と頻繁にコミュニケーションを取りながら進めていきます。
    そして、デザインや素材など機構的な部分を決めていく「機械担当」と、もっと細かくそれをどのように動かすかを考え基板やプログラムの設計をする「電気担当」がいて、協力し合いながら設計や組み上がりを決めていきます。私はその電気担当を担っていて、きちんと動くように電気系統を設計・調整する事が仕事です。
    製品として形になった後は、生産部へ。工場で量産するために生産担当と相談しながらフローを考えていきます。開発の段階では上手く出来た製品でも、工場に回ると製品にばらつきが出るなど、トラブルがつきもの。トラブルは一つずつ修正し、量産の手順を整えます。その後は、品質管理部へ。その先、市場へ送り出すために、マーケティング部、営業部、宣伝部などの人たちとの関わりもあります。
    よりよい製品を生み出すためには、情報共有や互いのフォローがもっとも大切。逆にコミュニケーションがきちんと取れていないと、認識の違いが起きたり、トラブルのもとになりかねませんから。時には熱い議論を交わす事もありますが、それぞれの責任感と情熱のあらわれ。本当に工場全体で製品を生み出している感じです。商品が形になった時はなんともいえない充実感を味わう事が出来ます。
  • Q3 「インキュアーチ」の開発プロジェクトの中で、何か苦労した事があれば教えて下さい。

    教科書にも、技術書にも答えが載っていない課題に、向き合わなくてはならなかった事です。
    電気製品を市場に出すために、必ず通過しなければならない「EMC試験」という耐性試験があります。私はインキュアーチのEMC試験担当を任されました。しかし、何度トライしても試験に通りません。出来る限りの事を試しては試験に落ちる、の繰り返し。原因をつかめないまま1ヶ月もの間、試行錯誤を繰り返しました。資料を調べても、上司や先輩にアドバイスを頂いても、なかなか解決策が見つかりません。しかし、次第にコツのようなモノを掴みはじめ、試験を通過する事が出来ました。
    教科書にも、技術書にもない、経験でしかわからないものでした。製品や課題と真剣に向き合う事でしか見つける事の出来ない糸口です。技術は、経験からしか学ぶ事は出来ない。この仕事の面白さや奥深さを実感した瞬間でした。
  • Q4 技術者から見た、アトムメディカルでの
    仕事の面白さを教えて下さい。

    初めての事でも、果敢に挑戦できる文化がある事です。若い人でも、チャンスを与えてもらえます。
    入社間もない頃から、幅広い仕事を任せて頂いていると思います。その分、プレッシャーも大きいですが、アトムメディカルには「まず自分で考えて、やってみる」「わからない事があれば、経験豊富で頼れる上司や先輩に質問出来る」「チャレンジを応援する」という文化があるので、初めての事でも果敢に挑戦出来ます。実践を通して“体で仕事を覚える”事が出来るので、吸収もしやすい。技術を深めていく事は、何よりもやりがいを感じますし、自信にもつながります。
    このようなチャレンジングな風土が、プロフェッショナルを育て、周産期医療分野でトップシェアを誇る会社に成長させているのだと思います。将来は何時も助けてくれる上司や先輩のように、設計からプログラムまで、後輩に質問された事に対してなんでも応えられるような、頼れる技術者を目指したいと思っています。

学生さんへのメッセージ

アトムメディカルには挑戦しやすい環境があります。社内で新しい製品アイデアを募集する「アイディアコンテスト」があり受賞すると、実際に製品化される事もあります。自分が考えた事を形にしたい人、自由な発想で技術職に取り組みたい人、先進的な考えをもつ人にとってはとてもいい職場だと思いますよ。

M.S

子供時代

何でも元気いっぱいにチャレンジ!

幼少期は父に背負われてスキーをしたり、ベッドの上から落っこちるなど元気な子供だったと思います。たくさん外に連れ出してもらい、遊んでいました。

あなたの勝負アイテムを教えて!

好きな音楽で気分を上げる!

J-POPが好きで、好きな曲を聴きながら出社します。モチベーションを上げて仕事に取り掛かるようにしています。とくに締め切り前など勝負ドキは、ノリノリの曲で気分を盛り上げて、大変な事も乗り切っています!