高い品質を守ること、
それが私の使命

生産部製造二課
2014年4月入社

T.O

Career Step

  • 入社のきっかけ

    医療機器に魅力を感じ、アトム1本で
    高校時代の野球部にアトムメディカルに入社した先輩がいたことから、監督の紹介でアトムを知る。先輩から直接アトムの魅力を聞く機会もあり、医療機器は安定と成長が見込めると考え、アトム1本に絞って入社を決意。
  • 1年目

    分からないことだらけでの現場経験
    入社後3ヶ月の初期研修。製造現場を含めて各部署を見学。営業との同行も経験。研修後、浦和工場に配属。インファントウォーマ(開放型保育器)の組み立てを担当。
  • 2-3
    年目

    組み立てから、徐々に品質を担保する業務も
    引き続き、インファントウォーマの組み立てを担当。徐々に製品試験や最終検査業務にも携わる。
  • 4年目

    製造ラインの従業員監督も担う立場に
    試験や最終検査を主な業務に、組み立て作業を担うパート従業員の監督業務も担当。
  • 5年目

    さまざまな製品のラインも担当し、大きな自信に
    生産体制の大幅な改変で、インファントウォーマ以外の検診台や診察ユニットなどの製造ラインも経験。自社製品に対する知識と経験が深まる。
  • Q1 入社後の、これまでのご経験について教えてください。

    長らくは、ひたすら開放型保育器と
    向き合う日々でした。
    体制の大幅な変更をきっかけに、
    製造技術者としての幅が広がりました。
    入社してからは、ずっとインファントウォーマの組み立てラインに配属されていたので、ひたすら同じ製品と向き合っていた感じです。ところが、6年ほどして工場内の体制が大きく変わりました。それまでは製品ごとに製造グループが分かれていたのですが、そのグループ分けがなくなったのです。当然、ニーズに応じて各製品の生産個数は異なるので、製造の業務量に応じて人員を柔軟に配置する体制に変わりました。この体制変更により、私も今まではほぼ経験したことがなかった、検診台や診療ユニット、あるいは他の保育器など、さまざまな製品の組み立てラインに携わることとなりました。
    検診台などはインファントウォーマと比べ構造がまったく異なり、初めての経験も多かったです。たとえば、インファントウォーマには駆動機能はありませんが、検診台は台が駆動するので、自動で動かすための数値設定なども必要です。初めて見る作業だったので、「本当に同じ会社なのか」と新鮮な驚きだったことを覚えています。同じ工場内であっても異なる現場を数多く経験することで、製造技術者としての幅が広がったと思います。
  • Q2 これまでの経験のなかで、最も印象的だったエピソードは何ですか?

    フィリピンの工場への出張が
    人生初の海外経験。
    高い品質は現地の方々に支えられていると
    実感する旅となりました。
    アトムにはフィリピンのセブ島にも工場があります。以前はセブ工場で部品の製造、浦和工場で組み立て、と役割が分かれていましたが、2019年にその体制が変わりました。セブ工場でも一部組み立てを担うこととなり、そのタイミングで私にも現地への出張の話が来たのです。定期的に先輩たちがセブ島へ出張していたので、いずれは自分も経験できるかなと思っていましたが、プライベートも含めて初の海外を経験することになりました。
    私に託されたテーマは、製品の組み立て工程の一部を現地へ移管するというものでした。具体的には、保育器の組み立て方や組み立て後の確認方法などを指導するという仕事です。英語が話せる先輩と二人で4日間の出張でしたが、現地の従業員はほぼ100%フィリピン人なので、言葉の壁には苦労しましたね。英語が話せない私に代わって先輩が通訳してくれたのですが、英語力も必要だと痛感する経験となりました。同時に、高い品質が求められる自社製品は、日本から遠く離れたセブ島で働く人々にも支えられていることを実感する旅でもありました。
  • Q3 製造現場を担当していて、自身の成長を感じる瞬間はありますか?

    異常が検知された製品の原因究明は、
    手間と時間がかかる作業です。
    しかし、細部まで確認できるこの作業は
    自分の成長を実感できる瞬間でもあるのです。
    今では組み立てそのものよりも、製造ラインの作業進歩の管理、製品の試験や最終検査を主な業務とする立場です。試験は大きく分けて電気的な試験と、安全性を含めた機能的な試験があります。ラインでは製品に何か問題があると管理モニターに異常が表示されるので、異常が検知された製品を一旦ラインから外し、どこが問題なのかを突き止め再び組み立てるのが私の役目です。原因を突き止めるには一度細かく分解し、異常を検知した部位に関連する配線1本1本までチェックする必要があります。異常個所を見付けて直し、再検査して問題がなければ再び自分で組み立てて次の工程へと送り出します。
    分解作業により異常原因を突き止め再び組み立てるというこの作業は、手間と時間がかかります。ですが、通常の組み立て作業では製品の細かい仕組みや配線まで見ることはないので、製品の細部まで知る絶好の機会です。自社製品の細部を自分の眼で確かめられるこの作業は興味も湧いて面白く、自身のスキルアップを実感できる機会となっています。
  • Q4 製造現場の雰囲気について、どのように感じていますか?

    高い品質を保つためには、
    良好な職場環境が不可欠です。
    製造現場の温かい雰囲気は、
    アトムの“宝”だと思っています。
    組み立て現場で働いてくれているのは、主にパートさんです。大半が女性で、中には私よりもずっと社歴が長いベテランもいます(笑)。今はそうした方々を管理する立場ですが、雰囲気の良い環境づくりも私の役割です。単にモノとだけ向き合っているわけではなく、やはり職場の方々との良好なコミュニケーションが求められています。
    幸い、入社当初からとても働きやすい環境に恵まれました。あるパートさんは、「前の職場はあまり良い雰囲気ではなかったけど、ここはみんな優しくて働きやすいわ」と話してくれたほどです。そうした雰囲気も、代々の先輩やパートさんたちが創り上げてくれた、現場の大切な“宝”だと感じています。現場の雰囲気が悪いとミスをしても申告しにくい状況が生まれるでしょう。しかし、アトムの製造現場にはみんなで協力して優れた製品を生み出せる環境が整っており、その現場で働けていることに感謝しています。
    最近、納品のために営業に同行してNICUに入る機会がありましたが、アトムの保育器に入った小さな赤ちゃんを見て、作業一つひとつにミスは決して許されないと再認識する機会となりました。

学生さんへのメッセージ

アトムメディカルは国内外のさまざまな医療現場に機器を提供する、この世になくてはならないメーカーです。しかし、機器に関する知識が豊富でないとできないわけでもなく、ともに学びながら成長できる会社です。医療機器に興味がある方はもちろん、組み立て作業をやってみたいという方は、気軽に“アトムメディカル”を検索してみてください。

T.O

子供時代

食いしん坊?なお兄ちゃん

弟の食べ物を、あたかも自分の物のように食べていて、母に怒られていました(笑)。

あなたの元気の源を教えて!

仕事から帰宅したときの、子どもの笑顔

自分の顔を見て嬉しそうに笑ってくれる瞬間は、いつも元気をもらえ、毎日の仕事も頑張れています!我が子の顔を見ると、一人でも多くの子供たちを救うために“しっかりと自分の役割をこなさなくては”という気持ちになります。