製品Q&A
(よくあるご質問)

インファントウォーマ

製品仕様

Q 蘇生装置のブリード機能について教えてください。
A
本器の酸素/空気供給機能は、使用する流量全域において設定した混合濃度の精度を確保します。
ただし、この機能は、本器内に常に一定量のガスが流れていないとその能力を発揮することができません。
そこで、常に本器に供給された酸素および空気を器外へ放出させています。これを「ブリード」と呼んでいます。
本器のブリード流量は2.0~4.0L/minです。(ガス供給圧:酸素、空気ともに345kPa(3.5kgf/㎤)のとき)ブリードスイッチをOFFにすると、ブリードが停止します。
[注意]
流量調節ツマミを右いっぱいに回し流量計が0L/minを示していても、ブリードスイッチがONになっているとブレード機能により酸素および空気は器外へ放出されてしまいます。酸素や空気の不必要な消費を防ぐためには、本器を使用しないときはブリードスイッチをOFFにするか、パイピング接続ホースを壁側アウトレットから外すか、ボンベのバルブを閉めてください。
Q エジェクター式吸引器は、ブリード「OFF」でも吸引使用できますか?
A
吸引エジェクターへの回路分岐は、ブリード制御の手前で設計されていますのでブリード「ON」・「OFF」に関係なく使用できます。

使い方

Q インファウォーマiのSpO2同期音の調整方法を教えてください。
A
電源ONの状態で患者ケーブルとセンサーをつなげパルスオキシメータ機能をONにし、アラーム停止ボタンを押しながら設定ボタン(アラーム停止のすぐ上にある、上下の矢印が1つになっているボタン)を1秒押すと、SpO2表示部が001になります。もう一度アラーム停止ボタンを押しながら設定ボタンを押して002にします。BPM表示部に同期音の音量が表示されますので、上もしくは下のボタンを押して希望する音量(000~007)に設定してください。
Q インファウォーマiの警報音の音量の設定を教えてください。
A
電源ONの状態でアラーム停止ボタンを押しながら、上矢印ボタンを1秒押します。
A-0~A-7の8段階を上矢印ボタンと下矢印ボタンで調節してください。
Q インファウォーマiのキークリック音の有無の設定を教えてください。
A
電源ONの状態でアラーム停止ボタンを押しながら、下矢印ボタンを1秒押します。
C-1:音あり・C-0:音なしを上矢印ボタンと下矢印ボタンで設定してください。
Q SpO2の数値が表示されるのが遅いです。なにか対応策はありますか?
A
パルスオキシメーター平均化時間の設定を変更することが可能です。(マシモのみ)
平均化時間を4秒・6秒・8秒・10秒・12秒・14秒・16秒から設定いただけます。

メンテナンス・修理

こんな状態のときは?
故障として修理を依頼される前に次の事項をお確かめください。

状態 電源が入りません。
処置
  • 電源スイッチが「OFF(〇)」になっていませんか。
    電源スイッチを「ON( I )」にして、ご確認ください。
  • 電源プラグは電源コンセントに確実に接続されていますか。
    電源プラグの挿し込みをご確認ください。
  • 機器のブレーカーが遮断していませんか。
    電源スイッチをOFFし、1分以上経過してからブレーカーのボタンを押してください。その後、電源スイッチをONにして、ご確認ください。
  • 病院内の電源ブレーカーが遮断していませんか。
    同一の電源コンセントに他の電気機器を接続して通電をご確認ください。
    通電が確認されない場合は、病院内の電源ブレーカーが遮断している可能性があります。電源ブレーカーを復帰させてください。
状態 マットレス上の温度が上昇しません。
処置
  • 設定熱量は正しく設定されていますか。
    設定熱量が小さすぎるとマットレス上の温度が上昇しません。
    定期的に温度を確認しながら設定熱量の調整をおこなってください。
    なお、サーボコントロールでの設定変更は、必ず医師の指示に従ってください。
  • 電源電圧が低下していませんか。
    電源コンセントは機器専用としてください。
  • 周囲環境温度が低くありませんか。
    マットレス上の温度は周囲温度によって影響を受けますので、室温18~30℃の部屋でご使用ください。
状態 マットレス上の温度が上昇し過ぎます。
処置
  • 設定熱量は正しく設定されていますか。
    設定熱量が大きすぎると必要以上にマットレス上の温度が上昇します。
    定期的に温度を確認しながら設定熱量の調整をおこなってください。
    なお、サーボコントロールでの設定変更は、必ず医師の指示に従ってください。
  • 直射日光があたったり、インファントウォーマの近くに暖房器具を設置していませんか。
    直射日光があたったり近くに暖房器具があると、その影響を受ける可能性があります。
    もしそのような環境であれば、設置場所の調整をご検討ください。
  • ベビースケールを使用していませんか。
    ベビースケールを使用した場合、マットレス下部にある計測部の厚みが原因で、
    ヒーターとマットレスとの距離が、ベビースケールを使用していないインファントウォーマより短くなります。
    マットレス面の温度を定期的に確認しながら、ヒーター熱量の調整をおこなってください。
  • ゲルマットウォーマやAGヒーターミニを使用していませんか。
    ゲルマットウォーマやAGヒーターミニとインファントウォーマの保温機能を併用した場合、通常よりもマットレス上の温度が上昇します。
    児に与える熱量も増加しますので併用する場合は児の体温を充分観察し、相互の熱量を児の状態に合わせて調節してください。
  • マットレスの下に何か挟まっていませんか。
    挟まっているものが原因でヒーターとマットレスとの距離が通常より短くなり、マットレス面の温度が上昇する可能性があります。
    挟まっているものを取り除き、その後、定期的にマットレス面の温度を確認してください。
状態 マットレス上の温度が安定しません。
処置
  • 周囲環境温度は安定していますか。
    周囲に暖房器具や空調設備の吹き出し口などがあると、その温度変化に影響を受ける可能性があります。
    周囲環境のご確認をお願いいたします。また、周囲温度によっても影響を受けますので、室温18~30℃の部屋でご使用ください。
  • 風通しの激しい場所で使用していませんか。
    空調設備の風が直接あたっていないかご確認をお願いいたします。
    風が直接あたるとマット上の温度が不安定になる可能性があります。風が直接あたらない場所でご使用ください。
状態 体温表示部が児の皮膚温を正しく表示しません。
処置
  • 体温プローブ先端のプラグが、体温プローブ接続口に確実に接続されていますか。
    プラグや体温プローブ接続口に異常がないことを確認し、再度プラグを体温プローブ接続口に接続してください。
  • 体温プローブの感熱部が児腹壁へ確実に装着されていますか。
    体温プローブが児の腹壁上に確実に装着されているかご確認ください。確実に装着されていないと正確な体温を検出することができません。
  • 体温プローブの感熱部は、プローブ用カバーで隙間なく被覆されていますか。
    プローブ用カバーで被覆されていない部分が残っていると、正確な体温を検出することができません。完全に被覆がされているかご確認ください。
状態 照明灯が点灯しません。
処置
  • 照明灯スイッチが「OFF(〇)」になっていませんか。
    照明灯スイッチを「ON( I )」にして、ご確認ください。
  • 電源プラグは電源コンセントに確実に接続されていますか。
    電源プラグの挿し込みをご確認ください。
  • 機器のブレーカーが遮断していませんか。
    電源スイッチをOFFし、1分以上経過してからブレーカーのボタンを押してください。電源スイッチをONにして、ご確認ください。
  • 病院内の電源ブレーカーが遮断していませんか。
    同一の電源コンセントに他の電気機器を接続して通電をご確認ください。
    通電が確認されない場合は、病院内の電源ブレーカーが遮断している可能性があります。電源ブレーカーを復帰させてください。
  • 照明灯自体の不良または照明灯の取り付け不良ではありませんか。
    照明灯の取付状態をご確認ください。
    取付状況に問題がない場合は、照明灯自体の不具合が考えられますので、弊社または納入業者へお問い合わせください。
状態 HLスタンドが昇降しません。
処置
  • 電源プラグは電源コンセントに確実に接続されていますか。
    電源プラグの挿し込みをご確認ください。
  • 電源電圧が低下していませんか。
    電源コンセントは機器専用としてください。
  • 連続作動させていませんか。
    約1時間休止させた後、再操作してください。
状態 蘇生装置の吸引圧が上がりません。
処置
  • 吸引ボトルのキャップやパッキンは確実にセットされていますか。
    キャップやパッキンが斜めにずれていると、気密性が損なわれ、吸引圧がかからず弱くなるため、吸引圧が上がりません。
    一度キャップをボトルから外していただき、パッキンをご確認の上、キャップが斜めにならないように再度セットしてください。
  • 吸引のパイピングホースは確実に接続されていますか。
    パイピングホースが確実に接続されていないと、気密性が損なわれ、吸引圧がかからず弱くなるため、吸引圧が上がりません。
    壁面と本体のパイピングホース接続状態をご確認の上、再度接続をお願いいたします。

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医療従事者の方に提供することを目的として作成されています。
一般の方に提供することを目的としたものではありませんので、ご了承ください。

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